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29歳の若造が日々学び、もがき続ける中で見つけた有益な情報を“こっそり”メモっているブログです。

「人の気持ちは分からなくて当たり前」日本人よ世界基準のコミュニケーションにシフトせよ!

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世界基準では「人の気持ちは分からなくて当たり前」

日本の企業では、人の気持ちを察して、いろいろしてあげることが善とされているような部分があると思いますが、世界基準ではそんなことはありません。グローバル企業でそのようなアクションをすると、時として大変失礼な行動になる可能性すらあります。

例えば、日本であれば、新しく入ってきた中途社員が、仕事について分からなそうにしていたら、こう声をかけるでしょう「どうしたの?やり方分からないの?」まぁ、こんなに優しく声をかけるかは別ですが、気になって声をかけるでしょう?

でもグローバル企業では、「ここが分からないから、教えて欲しい」と言われない限り、そんなことはしません。なぜなら、本当は分かっているかもしれないのに、分からないと決めつけられるのは失礼だと思っているからです。もっというと、「他人の気持ちは分からない」という前提にたって行動をしているのです。よって、実際にグローバル企業の中途社員は自主性を持って、積極的に仕事を吸収していかなくてはいけません。先輩社員は、求めない限り助けてくれませんし、誰も困っている事など察してくれません。外資系企業に勤めたことがある方は分かるかもしれませんが、自己主張が強くないと生き残っていけないのです。

 

日本人は、世界基準へシフトしなくてはならない!

日本人の多くは、まだまだ日本はアメリカに次ぐ経済大国だ〜と思っている人は多いと思いますが、そんな時代はとっくに終わっています。確かに日本人の超富裕層はアジアの中でも多い方ですが、そういった方々は既に世界基準で物事を考えている人たちです。

今年の8月に米国経済専門紙フォーブスが「アジア50社優良企業」を発表しました。そこにランクインした企業の国別ランキングは下記の通りである。

 

アジア太平洋地域・優良上場企業50社

1位:中国(16社)

2位:インド(12社)

3位:韓国(6社)

4位:香港(3社)

5位:日本、オーストラリア、シンガポール、マレーシア、タイ(各々2社)

 

日本は2社だけ?少ないと思う方が多いと思いますが、日本は過去2年の同ランキングで1社も選出されない状況が続いていました。知らない人が多いのも当然です。というのも、実はこの情報あまり日本で報道されていないんですよね。

日本は今年は2社なんとか入れたという感じで、ランクインした企業は、サントリー食品インターナショナルおよびユニ・チャームです。2013年7月に上場したサントリーは初めての選出で、米国の蒸留酒生産メーカーであるビーム社を買収したことなどが評価されたようです。

どんな50社がランクインしたかの詳細は下記リンクで▼


アジアの優良上場企業50社:中国企業が最多-フォーブス(表) - Bloomberg

 

もう、この状況を知っていれば、日本人が今後世界基準に合わせていかなくてはいけないのは、自明の事実だと分かるはずです。そして、この世界基準に順応できない日本人は今後職を失いかねません。

 

世界基準のコミュニケーション能力を身につけよう

日本基準と世界基準のコミュニケーションの大きな違いの一つは、やはり前述の「多様性への理解」だと思います。つまり「他人の気持ちは分からなかくて当たり前」「意見は食い違って当たり前」ということを前提にコミュニケーションをとっていくことです。お互いが自己主張し合い、ロジカルに認識を合わせていく能力が求められます。

それに、基本は英語によるコミュニケーションになるので、英語が話せなければ話になりません。日本人は英語が読めても話せないという人が多いようですが、コミュニケーションの基本は会話です。話せないと全く話になりません。

日本人は、今こそ世界基準に順応するときです。悠長なことは言ってられません。もう時間はあまりないと思います。

 

ちなみにこの前、本屋でこんな本を見かけたので買って読んでみました。

「日本人が「世界で戦う」ために必要な話し方」

世界基準のコミュニケーションについて参考になる情報が載っています。興味のある方は参考までに読んでみてください。