BUSINESS PROFESSIONAL

29歳の若造が日々学び、もがき続ける中で見つけた有益な情報を“こっそり”メモっているブログです。

ビジネスプロフェッショナルの教科書

社会人になってから教科書読みましたか?

 

最近こんな本を読みました。

 

タイトル通り、

ロジカルシンキング」や「統計学」「マーケティングフレームワークケーススタディ」「財務諸表の読み方」「企業価値の評価方法」「マクロ経済学」等の昨今のビジネスマンが常識的に知らないとまずいような基礎知識をまとめた本です。

 

ただし、「常識的に知らないとまずい」と書きましたが、

実際に上記の内容を常識的に全て理解している人は、

ビジネスマンの中でも日々勉強されている方々だと思います。

 

この本のタイトルは

いろんな意味で深い意味があると勝手に思っています。

 

「教科書」というと小学校や中学校、高校での勉強生活を

思い出す方が多いかと思います。

教科書の内容についていけないとテストの点数はとれませんし、

授業もついていけなくなります。

 

まさに社会人の世界でも同じことが起きていると思います。

この本に書いてあることについて理解できていないと、

これからのビジネスマンとして時代についていけないと思います。

そして、プロのビジネスマンとしてやっていくことは難しいでしょう。

 

勉強しない、ハングリー精神を失った日本のビジネスマン

 

日本を高度経済成長に導いた日本のリーダー達は

今、自分たちの著書で「日本の若い世代が勉強しない」ことについて

とても危惧しているということをよく書いています。

 

しかし、書店では彼らの本よりも

「1秒で1億円稼げる」とか「楽して月収100万円」だとか

読んでみると当たり前のことしか書いていないような本が

平積みされ、今週の売れ筋TOP10とかに入っている状態です。

かなりヤバい状態だと思います。

 

12月、日本経済新聞の人気連載「私の履歴書」にて

マーケティング学者のフィリップ・コトラー氏が連載を書いていますが、

その連載内で、1982年に「世界最強のマーケター 日本人」という論文を

コトラー氏が発表したというようなことが書いてありました。

 

1980年代初頭は日本企業が

自動車、オートバイ、時計、カメラ、電卓など多くの分野で

世界的に競争優位にあり、圧倒的な勢いを持っていました。

アメリカが経済的に大敗を認めざるを得ないような勢いを持っていました。

 

しかし、今となってはアメリカにとって

日本などほとんど気になる存在ではなくなりました。

気になるのはアジアでも中国やインド、アジアの急成長を遂げる国々です。

 

中国やインドの人々は、

とてもハングリーで勉強熱心です。

日本の大学にも多くの中国人・インド人留学生がいますが、

バイトを掛け持ちしながらも寝る間を惜しんで勉強しています。

そんな彼らとやりあえる実力がある人は、今の日本にどれだけいるのでしょうか?

 

しかも彼らの国の人口は他に比べ圧倒的に多い。

こんなハングリーで勉強熱心な人々がこれから世界に

どんどん羽ばたいていくのです。

 

日本の社会人は、中学・高校のときのように、

いやでも勉強しなくてはいけないんですよ。

 

日本がまた世界を引っ張っていくためにも。